4/25/2017

ブログをHP内に移転しました

4月25日。晴れて風の強い日

このたび、ブログをメインのウェブサイト内に移転いたしました。


これまでのブログもデザインや表示の仕方は気に入っていたのですが、更新がしづらく、また画像の表示についても不満があり、運用してゆくのが苦痛に感じられるようになっていました。

HPとブログを二箇所に分けておくことは、どちらかに不具合が生じた際の保険という意味もありましたが、こちらは一旦休眠状態にすることとします。

もしも今後、本体のサイトに問題が起きた際には、こちらのブログを再開したり、またはfacebookやinstagramなどで補うようにいたしますので、そちらもフォロー頂ければ幸いです。




今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。



4/11/2017

砂子の金装竹花入 『袱紗展』へ

4月11日。雨

冷たい雨と北風の日です。東京の桜は満開してから晴天に恵まれません。

今週末、金曜から日本橋の花筥ではじまる『袱紗展』は、もう3日後に迫っています。出品作品についてできるだけ予告でご紹介しますとお知らせしたものの、その時間がとれないままでした。

本日は、金箔装飾を施した竹花入の画像を掲載します。


しみ竹に金箔装飾を施した竹花入です
しみ竹に金箔装飾を施した竹花入です


しみ竹に金箔装飾を施した竹の花入です。

写真の作品は、砂子という技法が用いられています。昨年から多大なご協力をいただいている装飾料紙鑑屋さんに今回もお力をお借りしました。

「今回」と記しましたが、昨秋から何度かに分けて、様々な技法や金・銀を組み合わせて繰り返し竹と金箔装飾との相性を確かめながら、制作を重ねてきました。

すでに菓子切りなど幾つかの品を世の中に出し、花入は今回が最初の発表機会となります。写真のほかにも、金箔を貼っていただいた状態から私が研ぎ出したものを中心に何点かが完成品として展示会場に並びます。

金箔は漆で定着させ、金の上からも漆を重ねることで、竹と一体の表情を見せてくれる趣に仕上げられたとおもいます。

灯火や月明かりの下で用いることの似合う一輪挿しで、あるいは七夕の歌の歌詞にある「金銀砂子」を思い出しながら用いるのもよいかもしれません。洋室でも品よく用いられるような小ぶりの大きさになっております。

金曜よりの『袱紗展』にて、ぜひ実際の光をご覧いただけば幸いです。






4/05/2017

4/14よりの『袱紗展』に竹籠や花入、茶箱の茶杓を出品します「東京 アートアンティーク」

4月5日。晴れ。

暖かい日和で、東京の桜は満開間近です。来週末より東京、日本橋での展示に参加することとなりましたので、お知らせいたします。

春のアートイベント「東京 アートアンティーク」の企画のひとつ、ギャラリー花筥での『袱紗展 100 Original Fukusas』に、小さな花籠をはじめとする竹籠、一輪挿しの竹花入、そして茶箱に組む茶杓などを出品します。


会場: ギャラリー花筥...東京都日本橋3-8-7 坂本ビル2階(高島屋タクシー乗り場のすぐ近くです)
会期: 2017年4月14日(金)15日(土)17日(月)18日(火)の計4日間(16日は休業)
時間: 12:00-18:00



東京アートアンティーク2017版冊子
東京アートアンティーク2017版冊子



冊子にも拙作を掲載いただきましたので、のちほどそれについても触れます。



『袱紗展』の出袱紗・古袱紗
『袱紗展』の出袱紗・古袱紗



『袱紗展』における、メインの展示販売品の古袱紗・出袱紗は、19世紀インド更紗、ペルシャ更紗、インドネシア金モールなど希少な裂を中心に約100点。時代古裂や名物裂の写しで仕立てた一点ものを取り揃えるそうです。


「生活の中に豊かさ(アート)を」冊子p49より
「生活の中に豊かさ(アート)を」冊子p49より


冊子のp49よりはじまる特集「生活の中に豊かさ(アート)を」において「お菓子の器」として拙作をご紹介いただきました(p50)



平たい竹籠を干菓子器として
平たい竹籠を干菓子器として

一本の竹を割き広げて作った竹の籠を干菓子器としてご紹介いただきました。菓子器にかぎらず、ガラスや陶磁器と合わせて花を生けるにも。

初夏からは扇子の形に見立てたり、落葉の季節にはホウキを思わせる形、吹き寄せのイメージでお使いいただくなど、一点で多様に用いることのできる籠です。

冊子の特集内では、北大路魯山人作の備前の緋襷(取扱店:「魯卿あん」しぶや黒田陶苑)の器や、李朝の白磁のお皿(取扱店: 奈々八)などが菓子器として掲載されています。15~16世紀のヨーロッパの教会のタイル(草友舎)といったユニークな器も。そのほか「花の器」「スモールスペースに飾る絵画」など、現代らしい切り口の記事がつづきます。

***

私の参加する『袱紗展』は計4日間の展示。同展示を含む、計86店の企画が参加する「東京アートアンティーク」は14日(金)15日(土)の2日間のイベントとなります。

桜が花から葉桜へと変わり、上着を脱いで歩ける頃でしょうか。日本橋~京橋~銀座エリアの散歩がてら、私も出かけたいとおもいます。

最後に簡単な経路の説明を。



日本橋の丸善から高島屋側へ渡り タクシー乗り場を左に見ながら徒歩1分ほど 喫茶店の隣の坂本ビルの2階が花筥です
日本橋の丸善から高島屋側へ渡り
タクシー乗り場を左に見ながら徒歩1分ほど
喫茶店の隣の坂本ビルの2階が花筥です


日本橋の丸善から横断歩道を高島屋側へ渡り、右側の歩道をまっすぐ徒歩1分ほど。古美術店の「壺中居」を過ぎた先にある喫茶店に隣接する坂本ビルの2階が、会場の花筥です。

しばらくつづいていた竹の日用品の展示とはひとあじ異なる展示となります。ふだんは予約制のギャラリーに気楽に立ち寄れる機会でもありますので、どうぞお出かけ下さいますと幸いです。

(14日まで、時間の許すかぎり、展示品についてブログでご紹介するつもりです)



竹工家 初田徹 Official Site


お問い合わせ



4/03/2017

内職的増殖たち

4月3日。晴れときどき曇り、夕方に雷雨

あたらしい月、あたらしい年度となりました。先月末に、ぶじ吉祥寺のOUTBOUNDへ煤竹の菓子切りの納品を済ませ、次なる仕事に向かいつつ、もろもろ同時に進行させる日々。

そんな具合で年度末も新年度もとくに変わりなく過ごしておりますが、気温が高くなってくると、竹や籠に意識の向かわれるかたが増えるようで、お問い合わせの多くなるこれからの季節です。

焦っても仕方がありませんので、目の前のことに淡々と向かうばかり。


籐で小さな環を編んでいます。
小さな環を編んでいます。


写真は、指輪よりも小さな環を編む作業より。

掛け花入、掛け花籠の環として用いたり、あるいは茶籠のような蓋物において、紐を結びつけるのにも使います。そのときどきで編み方や大きさを変えますが、写真のものは中でも小さくシンプルなつくり。

材料づくりから編み上げて竹や籠に取り付けるまでには意外に時間の掛かる工程で、内職のように、こつこつと地味に編みつづけ、輪っかを増殖させています。


3/29/2017

菓子切りの完売と追加制作、吉祥寺のOUTBOUNDへ

3月29日。晴れ

吉祥寺のOUTBOUNDで取扱いのはじまりました、拙作の煤竹菓子切 ささのは。最初の納品分が完売し品切れになったとの知らせがありました。

ありがたいことです。

すでに制作を進めておりました次回の納品分も仕上がり間近で、今週末にはふたたび店頭でご覧いただけるよう、着々と準備中です。

Dessert Knives made of old smoked bamboo.
I will deliver it again this weekend at OUTBOUND Kichijoji.


煤竹菓子切 吉祥寺OUTBOUNDにて
煤竹菓子切 吉祥寺OUTBOUNDにて


数日のあいだ欠品してしまうことになり、その間に訪れていいただく方には申し訳ございません。

ふたたび納品ののちは、本日より同店ではじまりました展示「LIGHT YEARS 西アフリカの木彫家具とインドのヴィンテージ家具」と合わせてご覧いただければ幸いです。