12/27/2016

2016年より2017年へ。竹工芸の道はつづく

2016年12月27日(火)

ことしも残すところあと4日ほどとなりました。毎年のことながら、あっという間の一年です。年始に想像していたのとはちがう一年だったように思いますが、予期せぬ出来事が起こることも楽しく、それはそれで良かったのではと振り返っています。

竹工芸の仕事におけるハイライトとしては、やはりメルボルンのヴィクトリア国立美術館での展覧会への参加と作品収蔵があります。それに伴い、この仕事を選んで以来はじめて日本の外へ渡航する機会を得たことも、自分への刺激という意味で大きな出来事でした。

時間の点でも費用の点でも、遠くへ出かけることは今の私にはやや障壁の高いイベントなのですが、ときどきは国内を中心に見知らぬ土地へ出かけようと、今更ながらそんな気持ちになっています。



羽田空港発ANA便の航空機内よりシドニーの街を望む


また、淡交社の月刊『なごみ』2016年10月号において、茶杓削りの講師を務めさせていただいたことは、これまでにないよい経験になりました。ここ数年試みている、ローカルな場、ギャラリーではない場で行う短期間の展示についても、桜上水のメガネコーヒーにおいて幸運にも4日間の展示を盛況・成功裏に行うことが出来たのは、一連の試みのなかでとりわけ大きな出来事になりました。

そのほかにも、新しく試みたことの多い一年でした。試みたもののその後に繋がらないことももちろんあり、まだ実を結ばないまま準備中のこと、来年以降に持ち越すこと、何年か前から試みながらも断念することなど、それぞれに。

動き方としては、正直なところ効率の悪いことが多かったと思います。とはいえ、常に余裕のない日々のなかで、効率の悪いこと、ある意味で無駄になる時間を多く費やすことが出来たのは、今後にとっては大切なことだったと思いますし、落ち着いて考えることで色々のことに見切りをつける機会にもなりました。

来年2017年の春で、私が竹工芸の道に進んでより15年となります。15年だから特別なことをという考えはありませんが、ここ数年は小さな展示に力を入れていましたので、そろそろ大きな規模の展示をしたいと夢想しているところです。その話については、また。

ことしも、多くの方々とのご縁とお支えによって、ぶじに年末を迎えることが出来ました。それぞれのご期待やお求めに応えることが出来ているのか、心もとないところではありますが、日々精進しつづけることで少しでもお返しできればとおもいます。

本年もたいへんお世話になりました。2017年もかわらぬお付き合いをいただきたく、お願い申しあげます。どうぞよいお年をお迎えください。


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12/21/2016

淡交社『なごみ』2017年1月号特集は「新春を祝う茶席菓子」

こんばんは。

「もういくつ寝るとお正月」そう口ずさむのも遠くはないと気づく、冬至の夜です。

淡交社の月刊『なごみ』2017年1月号が発売となりました。特集は「新春を祝う茶席菓子」ということで、早速書店へ。




「なごみ」の文字が金色に輝いています。(左の箸は内容と関係ありませんが、拙作の煤竹の取り箸です)

特集タイトル通りの和菓子の記事も、もちろん充実していますが、アンケート「47都道府県 新春にこの一菓」も楽しい内容。各都道府県ゆかりの方が選ぶお菓子がイラストとともに紹介され、たとえば画家の牧野伊三夫さん(大分県)や、クリエイティブディレクターのNIGO®さん(群馬県)といった方が登場し、お菓子と土地柄と人物との三つを同時に味わうことができます。

連載「茶のある日々」では、写真家の長島有里枝さんの撮った、お菓子箱に詰まったたくさんの黒文字と、そのエピソードが。

イラストレーター 矢吹申彦さんの連載「東京の手みやげ」や、荻窪の本屋 Title 店主の辻山良雄さんが選ぶ一冊の本「なごみBooks」(選書は誠光社の堀部篤史さんと隔月で交代とのこと)、そしてルー大柴さんの「ティーとトゥギャザー」(第1回は「石の上にもスリーイヤーズ」......。茶道と同時に英語の勉強になりますね?)など、気になる連載がいろいろと。

淡交社のイメージ、これまでの『なごみ』のイメージから、よい意味で脱皮したようなリニューアルで、とても楽しみなスタートです。

ところで、雑誌の話から逸れますが、一年前に同社から刊行された書籍『野生めぐり』(文 石倉敏明 、写真 田附勝)も「淡交社の本なの?」と意外に感じられた一冊ですが、ことし購入した書籍の中でもとりわけ長い時間、手に触れ目に触れる本となりました。


大事なところを押さえつつ、これまでの形から変わってゆくこと、新しい姿を見せてくれることからは、前向きな何かを受け取ることができましたし、私も刺激を受けているところです。

和菓子をゆっくりいただく時間はもう少し先になりそうですが、ひとまず目で味わう時間に、なごむ年の瀬。






12/19/2016

いろいろな竹、籠をつくる。

Thin - Wide
Thin - Thick.

細いと広い
細いと太い

いろいろな竹
籠をつくる


太い竹に細い竹、細い竹ひごと幅広の竹ひご


籠やカトラリーの材料には、太いものだと直径10センチほどの竹をつかいます。いっぽうで、ごくごく細い竹を用いることも。単に太い竹からはたくさんの材料が取れるだけでなく、円周の大きさによって竹の丸みがちがってきますので、同じ寸法の竹ひごをつくるとしても、もともとの竹によって雰囲気や性質の異なる材料になります。お箸を削るには太くて肉厚の竹が必要ですし、茶杓を削るならば他には使いづらい一癖ある竹も面白いものです。

いろいろな竹があってこそ、求める仕事、求められる仕事に応えることができます。


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12/16/2016

削ることは後戻りのできないこと。竹籠をつくる

Cutting is an irreversible process.

削ることとは
後戻りのできないこと

お待たせしている籠や菓子切など、一刻も早く仕上げようと焦って、削り損なってしまえば、一からやり直しになります。


竹を小刀で慎重に削ります


写真は、竹籠の縁や、籠の支えとなる部分を削り出しているところ。削りすぎたり、割れたりしないように、削るのは少しずつです。

十二月は今日で折り返し、年末の気配が日に日に濃くなるようです。年内に仕事を納めたい気持ちと、焦りは禁物という戒めとが、行ったり来たり。急がば回れ、ゆっくり急げ、そんな言葉を思い出す年末の時間は止まらない。



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12/14/2016

煤竹の菓子切「月雲」12月14日

12月14日。

師走もすでに半月が過ぎようとしています。今夜はことし最後の満月の夜、朝まで降っていた雨が止んで、月を眺めることができるでしょうか。

今夜は満月にちなんで煤竹の菓子切『月雲』を掲載します。基本の『ささのは』とおなじく煤竹を素材としていますが、煙のあたり具合で濃淡のコントラストがつよく出ているものを、月にかかった雲の景色に見立てて。



煤竹の菓子切「月雲」須田二郎氏の器とともに
煤竹の菓子切「月雲」手前から奥へ色濃くなっています


素材の煤竹は、茅葺屋根の古民家から得られる古材で、百数十年のあいだ囲炉裏の煙で燻されることによって色濃く、硬質の、それぞれに景色の美しい竹となります。茶杓など茶道具の素材として喜ばれる煤竹より削り出した、わたしの定番の菓子切が『ささのは』で、そこからさらに素材を吟味したものが、この『月雲』です。


煤竹の菓子切「月雲」須田二郎氏の器とともに
上の写真の2点目を手前に


傷やシミは時代を経た素材ゆえのもの。お使いになる上での障りはありませんので、見どころとしてお楽しみいただければ幸いです。『月雲』については、とくにその自然の景色に長い時間の経過を感じることのできる品となりました。寸法は長さおよそ12.5センチ。一点ずつ桐の箱に納めてお届けいたします。

お使いになったのちは、水またはぬるま湯で手洗いし、さっと拭いて風通しのよいところで陰干しをして保管しますと、長くつかうことができます(食洗機や乾燥機はつかえません)。和菓子にはもちろん、お客様によっては、洋菓子や果物にも。

名古屋のアナログライフで取扱いいただいております。




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12/13/2016

冬籠り。あたらしい竹の道具をつくる。

こんばんは。

十二月に継続して掲載している竹の菓子切は、ここ数年の私にとっての定番品となりました。はじまりの「ささのは」から順に「月雲」「夕星」と三種類が整い、私の型として一応の完成をみたところ。

それらは今後も休まずにつくりつづけるとして、自分のあたらしい定番も長らく模索をしています。編む籠であったり、菓子切のように削るものであったり。なかなか、これという形に辿りつくことができませんでしたが、年の瀬になってようやく形にすることの叶うものがひとつ。



あたらしい形の手前にある竹と道具


足したり引いたりしつつ、シンプルな形に落ち着きそうです。

冬至にむかい、年末にむかう時間で、ひとつがふたつ、ふたつがみっつと形があらわれて、新春に放たれてゆくことを想像しながらの冬籠り。あたらしい竹の日用品のお披露目はもうじき。



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12/12/2016

煤竹の菓子切「ささのは」12月12日

ひきつづき菓子切の近作を。
菓子切の画像は、今月前半の平日に、毎日ではありませんが掲載しています。


素材の煤竹は、茅葺屋根の古民家から得られる古材で、百数十年のあいだ囲炉裏の煙で燻されることによって色濃く、硬質の、それぞれに景色の美しい竹となります。茶杓など茶道具の素材として喜ばれる煤竹より削り出した、わたしの定番の菓子切が「ささのは」です。

本日のひと組はこちら。



煤竹の菓子切「ささのは」切先より


左は全体に濃褐色の竹で、持ち手の際にポチリとした小さな星のような景色があります。

右は明るめの枇杷色を呈し、節から持ち手にかけては濃い色に。節から切先にかけては縦方向に刷毛で刷いたような濃褐色の景色があります。

傷やシミは時代を経た素材ゆえのもの。お使いになる上での障りはありませんので、見どころとしてお楽しみいただければ幸いです。煙のあたり具合によって、おなじ竹でも色の濃淡が生まれるのがまた面白いところ。寸法は長さおよそ12.5センチです。



煤竹の菓子切「ささのは」持ち手より



お使いになったのちは、水またはぬるま湯で手洗いし、さっと拭いて風通しのよいところで陰干しをして保管しますと、長くつかうことができます(食洗機や乾燥機はつかえません)。和菓子にはもちろん、お客様によっては、洋菓子や果物にもお使いいただいたりも。

一点ずつ、または二点一緒にラッピングを施し、郵便でお送りいたします。


今月はこれまでに煤竹の菓子切「ささのは」四組、限定の黒竹金装菓子切「夕星」ひと組をブログに掲載しました。もうひと組、煤竹菓子切「月雲」を今週中にブログに載せて、ひとまず今月の菓子切のご紹介を一区切りするつもりです。







12/10/2016

豪徳寺、十二月の朝

おはようございます。

世田谷線沿いの名刹、豪徳寺へ早朝の散歩に。

ちょうど一年前、紅葉の写真をこのブログにあげていました。ことしは季節の巡りが少し早いのか、豪徳寺境内はすでに紅葉を過ぎて冬の気配の濃くなっています。午後のながく伸びる影を昨年は撮っていましたので、ことしは早朝の朝日の写真を。


冬の朝日を透かして緑が映えます。


長雨や早かった初雪を越えて、冬の晴天がつづく、ありがたい日々。朝日を拝めるとそれだけで、午前中いっぱいくらいはよい気分でいられる気がします。

十二月十日、いちばんみじかい昼の時間の一瞬の光






12/08/2016

黒竹金装菓子切「夕星」12月8日

12月8日。

本日も菓子切の近作を載せます。
基本形である煤竹の「ささのは」より派生した新作を。

私の定番の菓子切は「ささのは」「月雲」「夕星」の三種類で、三つ目の「夕星」は煤竹に金箔装飾をほどこした今年からの新作です。いつもは煤竹を素材としている夕星ですが、珍しい景色の黒竹を手に入れましたので、特別版として少ない本数ながら新たにつくりました。

こちらが本日のひと組です。


黒竹金装菓子切「夕星」
黒竹金装菓子切「夕星」限定版 切先より


写真では伝わりにくいと思いますが、黒竹の景色が黒の点をつないだような細く淡い線状に入っています。黒竹の景色といえば不規則にまだらな模様としてあらわれるのがふつう。このような線状の景色は珍しいものです。

菓子切のような面積の小さな品になると、その差は通好みともいえるほどの微細なちがいではありますが、せっかくの素材ということで、金を施してみました。


黒竹金装菓子切「夕星」
黒竹金装菓子切「夕星」限定版 持ち手より

地の竹の色が濃いので、金が映えますね。
寸法は長さおよそ12.5センチです。細めの竹でしたので、いつもの菓子切よりもやや丸みを帯びた形をしています。

黒竹金装菓子切「夕星」
黒竹金装菓子切「夕星」限定版 節の前後を


煤竹の「夕星」は、夕方の日暮れどきをイメージした、明るめの煤竹でつくることが多いのにたいして、この黒竹では冬の澄んだ夜空に輝く星々のような煌びやかさがあります。

さきほど、この黒竹の景色は通好みかもしれないと書きましたが、金箔を施したあとの姿はむしろリッチな雰囲気に仕上がりました。素材の黒竹は使い切ってしまいましたので、追加制作の予定はありません。


お使いになったのちは、水またはぬるま湯で手洗いし、さっと拭いて風通しのよいところで陰干しをして保管しますと、長くつかうことができます(食洗機や乾燥機はつかえません)。和菓子にはもちろん、お客様によっては、洋菓子や果物にもお使いいただいたりも

一点ずつ桐の箱に入れてお届けいたします。

(黒竹の『夕星』は今回制作した在庫のみとなります)












12/06/2016

煤竹の菓子切「ささのは」12月6日

12月6日。

ひきつづき菓子切の近作を。
菓子切の画像は、今月前半の平日、毎日ではありませんが掲載してゆくつもりです。


素材の煤竹は、茅葺屋根の古民家から得られる古材で、百数十年のあいだ囲炉裏の煙で燻されることによって色濃く、硬質の、それぞれに景色の美しい竹となります。茶杓など茶道具の素材として喜ばれる煤竹より削り出した、わたしの定番の菓子切が「ささのは」です。

本日のひと組はこちら。




煤竹の菓子切「ささのは」切先より


左は全体に明るめの枇杷色を呈し、節から持ち手にかけては、やや濃い褐色になっています。

右は全体に濃褐色の竹で、節のうえに水平方向の小さな擦れがあります。



傷やシミは時代を経た素材ゆえのもの。お使いになる上での障りはありませんので、見どころとしてお楽しみいただければ幸いです。煙のあたり具合によって、おなじ竹でも色の濃淡が生まれるのがまた面白いところ。寸法は長さおよそ12.5センチです。


煤竹の菓子切「ささのは」持ち手より

お使いになったのちは、水またはぬるま湯で手洗いし、さっと拭いて風通しのよいところで陰干しをして保管しますと、長くつかうことができます(食洗機や乾燥機はつかえません)。和菓子にはもちろん、お客様によっては、洋菓子や果物にもお使いいただいたりも

一点ずつ、または二点一緒にラッピングを施し、郵便でお送りいたします。


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12/03/2016

竹籠に縁をつける素材について

こんばんは。

先日、断面の丸い竹ひご作りについてと、そうした竹ひごは籠の縁を仕上げる際に用いることがあると記しました。そのことを踏まえて、縁づくりの素材や技法について記します。

籠は四つ目編みの竹籠です。

編み終えたところへ、内側と外側から幅広の竹の縁を当てて仮止めし、細く削った柔らかな籐で巻き結んで固定してゆく工程。



四つ目編みの籠の縁を籐で巻いて仕上げます


縁を巻き結ぶには円形ではなくて薄く平らに仕上げた籐を用いています(右手で扱っているのがそれです)。そして外縁と内縁の間、隙間になる部分の上に沿うように、ぐるりと一周めぐらせているのが籐の丸芯です。素材は先日の竹の丸ひごとは異なりますが、用い方は同じ。

俯瞰の画像で見ると、籠の下部にピョコリと尻尾のように斜めに出ているのが、それです。籐の丸芯はやわらかいので手で曲げて籠のカーブに沿わせることができます。一方、竹の丸ひごは硬いのでそそのままでは曲げられず、火の熱で一瞬やわらかくして曲げたのち冷やしてカーブを固定する工程がべつに必要です。

日用品、クラフトの籠ではこのように籐の丸芯や平らな籐を縁に廻し当てて仕上げると、隙間に水分や埃が溜まるのを防ぐことができ、実用的にも見た目においても、すこし上等な籠に仕上がります。四角でなく円形の縁をした籠の場合には、竹を細く割いたササラを用いることもできます(農具をはじめとるす大きな籠によくつかわれます)。

竹の丸ひごを当てると、籐よりもはるかに手間はかかりますがカッチリとして行儀良い印象になり、格調高い作品をつくりたい場合に適していますし、籠の形を保持する力もよりつよくなりますので、透かしの多い組み技法で竹工芸の作品をつくる場合に役立ちます。また、藤づるなど、日本の野山で採れるさまざまな蔓は、素朴なあるいは侘びた籠に似合うもの。

縁の仕上げの、こうしたある一部分についてだけも、様々な方法があります。どれが最高でどれはダメということはなく、好みや目的、予算や環境、時と場合に応じて、つかいわけてゆきます。一見、おなじように見える籠でもよく見ればちがいの大きい、作り手の個性があらわれる部分かもしれません。


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12/02/2016

煤竹の菓子切「ささのは」12月2日

12月2日。

ひきつづき菓子切の近作を。
菓子切の画像は、今月前半の平日、毎日ではありませんが掲載してゆくつもりです。



素材の煤竹は、茅葺屋根の古民家から得られる古材で、百数十年のあいだ囲炉裏の煙で燻されることによって色濃く、硬質の、それぞれに景色の美しい竹となります。茶杓など茶道具の素材として喜ばれる煤竹より削り出した、わたしの定番の菓子切が「ささのは」です。

本日のひと組はこちら。


煤竹の菓子切「ささのは」切先より


左は明るい地色にところどころ濃い目の景色があり、節から持ち手にかけては、それがグラデーションのように入っています。

右は全体に濃褐色を呈した竹で、背の近くにさらに濃い景色が見られます。


傷やシミは時代を経た素材ゆえのもの。お使いになる上での障りはありませんので、見どころとしてお楽しみいただければ幸いです。煙のあたり具合によって、おなじ竹でも色の濃淡が生まれるのがまた面白いところ。寸法は長さおよそ12.5センチです。


煤竹の菓子切「ささのは」持ち手より


お使いになったのちは、水またはぬるま湯で手洗いし、さっと拭いて風通しのよいところで陰干しをして保管しますと、長くつかうことができます(食洗機や乾燥機はつかえません)。和菓子にはもちろん、お客様によっては、洋菓子や果物にもお使いいただいたりも

一点ずつ、または二点一緒にラッピングを施し、郵便でお送りいたします。



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12/01/2016

煤竹の菓子切「ささのは」12月1日

12月になりました。

菓子切の近作について、煤竹の「ささのは」を。


素材の煤竹は、茅葺屋根の古民家から得られる古材で、百数十年のあいだ囲炉裏の煙で燻されることによって色濃く、硬質の、それぞれに景色の美しい竹となります。茶杓など茶道具の素材として喜ばれる煤竹より削り出した、わたしの定番の菓子切が「ささのは」です。



煤竹の菓子切「ささのは」切先より

左の一点は色濃く、刃のはじまるあたりに小さな古傷のある竹です。
右の一点は色明るく、節下と幾つかの箇所に濃い色の景色があります。

傷やシミは時代を経た素材ゆえのもの。お使いになる上での障りはありませんので、景色としてお楽しみいただければ幸いです。煙のあたり具合によって、おなじ竹でも色の濃淡が生まれるのがまた面白いところ。寸法は長さおよそ12.5センチです。




煤竹の菓子切「ささのは」持ち手より




お使いになったのちは、水またはぬるま湯で手洗いし、さっと拭いて風通しのよいところで陰干しをして保管しますと、長くつかうことができます(食洗機や乾燥機はつかえません)。和菓子にはもちろん、お客様によっては、洋菓子や果物にもお使いいただいたりも

郵便でお送りいたします。