1/10/2017

竹籠いろいろ、2017年の心づもり

1月10日。快晴

晴天が戻り、あたたかい日和です。

昨秋の展示『3時の港』の前後にお受けした竹籠などのご注文品を、順にお納めしながら、春以降への仕度を静かにすすめています。昨年のご注文品は、蓋物など特殊な品をのぞいて、今月の間にほぼお納めできそうな見通しになりました。

2017年も、これまでの歩みを継続しますが、年始ということでざっとした心づもりを記します。春へ向けてつくっている籠もちらりと。


◯ 今年のテーマは「委ねる」こと

実験的な小規模の展示をしばらく重ねてきました。ギャラリーでない場所をふくめ、それぞれ性質の異なる場所で何ができるのか、時には竹工家としての職能の範囲を逸脱しつつ、時に応じ場に応じながら、主体的に試みてきました。今年はそうした試みを、あえて少し控えてみようとおもいます。

つぎの展示の予定について、しばしばお尋ねいただくのですが、しばらくは自分で展示の企画はしません。

自分自身で企画するのは面白いですし、自分で決めたい気質でもありますが、ひとつ区切りをつけ、竹工家としての「つくる」ことに専念して、そのほかのことはできるだけ「任せ」「委ねる」を心がけます。


おもに三つの軸は……

1. 取扱店での常設展示・販売品の充実

2. HPからのお問い合わせ によるご注文品の制作

3. お声がけ頂いた展示や企画への出展と対応

この三つを柱としながら、+α で、依頼によらない私自身の作品制作を並行して行いたいと考えています。


実店舗で籠や菓子切の実物を見たい、というお問い合わせが増えています。まず、現在の取扱店(美術工芸は東京で、暮らしの道具は名古屋に)への納品をより充実させます。また、今のことろ東京では拙作の日用品を常設展示していただくお店がありませんけれども、そうした機会がもし得られた場合には、改めてここでお伝えします。

お声がけいただいた展示への参加については、2017年1月現在、4月と10月にひとつずつの予定があります。4月以降、初夏から秋にかけても、ほかにもお声がけがあれば、何かしら参加することになるのではないでしょうか。

個展については具体的な予定はありませんが、秋以降から来年の春にかけて、できれば性質の異なる形で、一週間ほどの展示を二回できれば良いなと、なんとなく考えています。その準備のためにも、そのほかのことはなるべく「委ねる」ことを心がけて。



一輪挿しの小さな掛け花籠いろいろ
一輪挿しの小さな掛け花籠いろいろ


春に向けて、写真のような一輪挿しの花籠、花入をつくっています。そして、小さな手提げの「散歩者の籠」も少しずつ。

こうして予定らしきものを記してみて、きっと予定外の面白いできごとが色々と起こるであろうことも想像しながら、しばらくは静かに淡々とつくりつづけます。ブログは今後もできるかぎり毎日更新しますし、HPも少しずつ手を加えておりますので、ときどき覗いていただければ幸いです。

あらためて、本年もよろしくお願い致します。

竹工家 初田徹 Official Site

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