4/11/2017

砂子の金装竹花入 『袱紗展』へ

4月11日。雨

冷たい雨と北風の日です。東京の桜は満開してから晴天に恵まれません。

今週末、金曜から日本橋の花筥ではじまる『袱紗展』は、もう3日後に迫っています。出品作品についてできるだけ予告でご紹介しますとお知らせしたものの、その時間がとれないままでした。

本日は、金箔装飾を施した竹花入の画像を掲載します。


しみ竹に金箔装飾を施した竹花入です
しみ竹に金箔装飾を施した竹花入です


しみ竹に金箔装飾を施した竹の花入です。

写真の作品は、砂子という技法が用いられています。昨年から多大なご協力をいただいている装飾料紙鑑屋さんに今回もお力をお借りしました。

「今回」と記しましたが、昨秋から何度かに分けて、様々な技法や金・銀を組み合わせて繰り返し竹と金箔装飾との相性を確かめながら、制作を重ねてきました。

すでに菓子切りなど幾つかの品を世の中に出し、花入は今回が最初の発表機会となります。写真のほかにも、金箔を貼っていただいた状態から私が研ぎ出したものを中心に何点かが完成品として展示会場に並びます。

金箔は漆で定着させ、金の上からも漆を重ねることで、竹と一体の表情を見せてくれる趣に仕上げられたとおもいます。

灯火や月明かりの下で用いることの似合う一輪挿しで、あるいは七夕の歌の歌詞にある「金銀砂子」を思い出しながら用いるのもよいかもしれません。洋室でも品よく用いられるような小ぶりの大きさになっております。

金曜よりの『袱紗展』にて、ぜひ実際の光をご覧いただけば幸いです。